平成19年2月3日


特集 洗車場経営の徹底研究     過去の復刻シリーズ

10月にリニューアルオープン
月平均売上げは200万円 オートスクェアー戸倉

 オートスクェアー戸倉は、オープンして12年になるが、10月25日に洗車場の全面改造を行うと同時にスプレー機も最新機種を導入した。近辺には競合店も多いが、同洗車場はこのあたりの老舗的存在で、顧客もすっかり固定化されている。月の平均売り上げは200万円前後と好調だが、平日でも結構洗車客が絶えない。「土曜・日曜は書く洗車場ともかきいれどきだが、平日でもコンスタントにお客が来るようでなければならない」と戸倉社長は強調した。

スプレーは若者が主流
土・日は平日の5倍の集客

オートスクェアー戸倉(東京都国分寺市東戸倉2-36-9、戸倉昇社長)は、西武線・恋ヶ窪駅から歩いて10分、府中街道と五日市街道が交差するところに位置している。洗車場周辺一帯は以前は戸倉家の所有地で「戸倉」という地名もそこからつけられた。
 戸倉社長の本業は不動産業であり、洗車場の方はアルバイト的間隔で経営しているそうだ。今回洗車場を全面改装し、機会も新型を導入したことに対して戸倉社長は「10年以上もたつと洗車場もきたなくなる。それで、イメージアップとお客へのサービスのために全面的に改装した」と語る。

リニューアルオープンに際しては土曜・日曜に顧客への感謝をこめて500円の洗車カードを配布して好評だった。ちなみにリニューアルの工事には1週間位かかり、工事費も一千万円ほどを要したそうだ。

 同洗車場の敷地面積は400坪と洗車場としては理想的な広さだ。だが同所を中心に半径2〜3キロメートル圏内に5〜6軒のコイン洗車場がある激戦区でもある。
 その激戦区で十年以上も洗車場を経営してきた戸倉社長に<コイン洗車場経営の秘訣>を聞いてみた。

 「私のつたない経験から言うと、@コイン洗車場は人件費がかからないA他の商売よりリスクが少ないB雨が降っても設備に腐るものがないCサイドビジネス感覚でやれる---などだ。確かにコイン洗車場では土曜・日曜などは人があふれて、ものすごく儲かる商売のようにみえるかもしれないが、実際はとても地味な商売だ。今はコイン洗車場が一種のブームになっているような感じもあるが、ボーリングやカラオケなどと違って車を洗うという実用的な面があり、堅実な商売だと思う。このあたりは激戦区だが、他地域でまた洗車場がないところではまだまだ新たに出来てくる要素は十分にある」(戸倉社長)

 リニューアルにあたってスプレー機やクリーナーも新型の機種を導入した。スプレー機は遠州工機の「チャレンジャー2」6台。クリーナーは同社の「エアーバージョン」4台。その他、洗車機サービスのマット洗い機1台。それにエムケー精工のコイン洗車場専用門型機の「CF-SO」も設置されている。

 門型機は@大きく分かりやすい操作手順で、誤作動を防止するA洗車コースは車種別で初めての人も迷わないB洗車機の前後にタッチスイッチと車幅センサーを新設、事故を未然に防ぐC非常停止スイッチは大きく目立つ押しボタン式で、大型注意看板も付属するなどの特長を有する。

 またスプレー機の「チャレンジャー2」は@すべてにコンピューター内臓、新型ハードとソフトでカーライフのニーズに答えるA多彩な洗車コース搭載Bワックス機構を標準装備C操作部分は使いやすいタッチパネルDみやすい大型デジタル表示とブザーで残り時間を知らせる---などの特長をもつ。

 月平均売り上げは200万円強。このうち5年程前に導入した門型機の売り上げは月に50万円以上を占めるという。

 「門型機を導入して良かった。これによりかなりの増収となった。客層はスプレー機の方が圧倒的に若い人、門型機の方は営業車とか年配のネクタイをしたサラリーマンが多いようだ」(戸倉社長)

( 連洗場版 より抜粋 )


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